コトラボについて
「コトづくり」から
まちづくりを考える会社
2004年より横浜寿町を拠点にモノづくりではなくコトづくりからまちづくりを考えていくプロジェクトとして始まったものです。
そもそも、コトづくりとはあまり聞きなれない言葉ですが、物事を”モノ”と”コト”に分けたときに、モノづくりは、建物、家具、道具など手に取れる物質への視点を優先するものを捉えるならば、コトづくりは、イメージ、コミュニティ、雰囲気、想いなど手には取れないけれどもそこに存在
、または介在しているものへの視点を優先する考え方と捉えています。
コトづくりの大切さを事業に取り込んでいきたいとの思いからコトを研究する意味で「コトラボ」という名を用い始め、2007年より社名と致しました。
はじめに
まちづくりは1〜2年では変わらない
人口が減少し、空き家や商店街の空洞化に多くの地域が悩んでいます。この現象はここ数年で起きたわけではなく、20−30年の年月を経てじわじわと変化してきた結果が顕在化したことで、課題として明確化したとも言えるかと思います。それは逆にいえば、街を変えていくには同じように10年単位の長期スパンでの取り組みが必要であり、1−2年の取り組みでは、本質的な変化にはなり得ないのではと感じています。 それゆえ、長期的な取り組みを視野に入れて、息切れしない体制を作り、持続的に地域と関わっていく環境を整えていくことが必要なのではと思っています。 コトラボでは、短期集中型の動きではなく、地域の時間の流れ方に合わせつつ、長期的な取り組みを行なっていけるようなコトづくりを地元の人たちと行なっていくことを理想としています。
コトラボ合同会社 代表 岡部友彦 Tomohiko Okabe
2004年よりコトづくりからのまちづくり事業として、地域の埋もれたアセットを活用し、地域コミュニティの課題改善の事業を行う。横浜と松山に拠点があり、10施設で様々な事業を行なっている。
日雇い労働者の街、横浜寿町で簡易宿泊所を旅行者向け安宿に変貌させたYOKOHAMA HOSTEL VILLAGEや、シェアカフェ&シェアハウスとして空き家活用とその担い手支援を目的としたbluff-terrace、松山では三津浜地区にてシャッター商店街の活性化事業として空き家バンクやリノベーション事業、コミュニティアセットプロジェクトを行なっている。内閣府地域活性化伝道師。
2008年、横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。
2017年 第10回まつやま景観賞受賞、2019年 自治体学会賞(田村明まちづくり賞)受賞
主な著書に「日本のシビックエコノミー」「まち建築」「アジアのまち再生」など。
コトから生まれるまちづくりとは?
地域の人々との関係づくりから、
地域の資源を活用しつつ日常的な取組づくりへ
地域に関わる時、はじめの1年は色々な人達にお会いし、色んな想いや考え方を伺ったり、地域の相関図的な関係性を模索したり、何が地域の資源なのかを考えたり、一緒に関わっていける人を見つけたりと、全てが見つからないにしても、試行錯誤しながら、小さな可能性のかけらを見つだす動きを粛々と行います。 1年では足りない地域もあるかもしれないし、1年もかからずに色んな可能性を見つけ出せる地域もあるかもしれません。スムーズに行かないことの方が多く、結果に繋がらない苦しみも時にはありますが、このプロセスを行わなければ本質的な取り組みにはなり得ないのではと思っています。
そんな地域の資源や仲間づくりを行なっていきながら、小さく小さくはじめの一歩となる動きをスタートし、トライ&エラーを繰り返し、徐々に日常へと実装させていく。そんな動き方で日常に新たな視点を投入し、地域の生態系や見え方、捉え方を変えていくことができれば、長期的にみて街の変化につながるのではないでしょうか。繰り返しになりますが1−2年では街は変わりません。地域に対する人々の認識や捉え方、イメージが変わり、時間を経て、そこでのライフスタイルが変わっていくことで、本来求めている街の変化に繋げていけると信じています。 また、そのプロセスの中で取組を持続化させていくために、小商的な要素を意識し組み込むことを意識しながら取組全体の検討を行うことを目指しています。
事業を行う上で大切にしているコト
地域におけるコトづくりを行う上で大切にしている点として、上記でも既に挙げていますが、改めて紹介し ます。
1、地域の埋もれた資源を探し出し、活用を考える
地域で活用できそうなアセットとなる何かを見つけ出し、使ってみる。
また、使い方を工夫し、次の新しい見方捉え方に繋げる。
2、新しい見方・捉え方を提示 → 新たな価値づくりへ繋げていく
自分だけが良いと思っても第三者が同じように良いと思わなければ新たな価値には繋がらない。
みんなが良いと思うような印象・イメージ・価値を考えて取り組みを進める。
3、持続的な運営体制をつくる
単発的な取組では街は変わらない。10 年 20 年の時間軸を意識するためにも持続させていくため の資金作りも検討し、取り組みに組み込むことを目指す。
そして、人を巻き込んでいくためにも、楽しく文化祭ノリで取り組む環境づくりを!
法人概要
英語表記: kotolab.LLC
神奈川県横浜市中区松影町3-11-2
愛媛県松山市住吉2-2-20
2. まちづくり事業企画・実施
3. 映像企画・制作
4. 設計デザイン
MEMBER
コトラボ合同会社 代表 岡部友彦 Tomohiko Okabe
2004年よりコトづくりからのまちづくり事業として、地域の埋もれたアセットを活用し、地域コミュニティの課題改善の事業を行う。横浜と松山に拠点があり、10施設で様々な事業を行なっている。
日雇い労働者の街、横浜寿町で簡易宿泊所を旅行者向け安宿に変貌させたYOKOHAMA HOSTEL VILLAGEや、シェアカフェ&シェアハウスとして空き家活用とその担い手支援を目的としたbluff-terrace、松山では三津浜地区にてシャッター商店街の活性化事業として空き家バンクやリノベーション事業、コミュニティアセットプロジェクトを行なっている。内閣府地域活性化伝道師。
2008年、横浜文化賞文化・芸術奨励賞受賞。
2017年 第10回まつやま景観賞受賞、2019年 自治体学会賞(田村明まちづくり賞)受賞
主な著書に「日本のシビックエコノミー」「まち建築」「アジアのまち再生」など。
齊藤 一樹 Kazuki Saito
山梨県出身、神奈川県茅ヶ崎市在住。
2017年コトラボ合同会社に入社。横浜寿町のホステル事業「YOKOHAMA HOSTEL VILLAGE 」を中心に、カフェ・シェアハウス「Bluff terrace」や屋上アウトドア施設「BEANSTALK」、その他レンタルスペースなど、横浜エリアの管理・運営を担当。2019年より、各地のまちづくり事業(埼玉県熊谷市、福島県双葉町等)にサポートとして参画。2022年、愛媛県松山市三津浜エリアの宿泊事業「三津ミーツ」の立ち上げを経て、2023年より、小田原市三の丸エリアの事業において、エリアマネージャーとして現地拠点運営をスタート。地域のストックを活用しながら地域コミュニティの形成や課題解決に取り組んでいる。
楠香奈子 kusunoki kanako
愛媛県松山市出身
松山市三津浜地区において空き家問題や古民家活性化事業「ミツハマル」の運営を担当。三津浜町家バンクの運営や、大正時代に建築された洋館「旧濱田医院」や築150年の古民家「田所邸」など三津浜に残る古民家を複数のテナントが入る複合施設に活用するプロジェクトを行う。2023年からは三津浜の塩元売捌所を改修したコワーキング施設「iroiro三津浜」の立ち上げスタッフとして現在運営・管理を担当。
また松山市内からフェリーで15分の場所にある離島「興居島」では、島のにぎわいづくりサポートのほか、興居島の古民家を宿にリノベーションする事業の準備も担当している。
倉田雄一朗 Yuichiro Kurata
東京都出身。
エンターテイメント業界を経て2023年コトラボ合同会社に入社。
横浜寿町のホステル事業「YOKOHAMA HOSTEL VILLAGE 」を中心に、シェアカフェ・シェアハウス「Bluff terrace」や屋上アウトドア施設「BEANSTALK」、レンタルスペース「かどべや」など、横浜エリアの管理・運営を担当。
”すぐやろう”を心がけ、日々奮闘中。
佐藤絢香 Ayaka Sato
神奈川県小田原市出身。
小田原市三の丸エリアにおいて、史跡や既存ストックの活用を行うエリアマネジメント事業の立ち上げスタッフとして参画。
現在、三の丸エリアの活用を行う取組「Cannomaru」にて、ステキなみちくさ、街・妄想WS等の実施に携わり、拠点であるCanolabの運営・管理も行う。
青野愛 Ai Aono
愛媛県松山市出身。
2023年、愛媛県松山市三津浜エリアに元精肉店をリノベーションしてオープンしたゲストハウス「三津ミーツ」の管理・運営を担当。
日本各地はもちろん、世界中からゲストを迎えて、松山や三津浜エリアの魅力を伝えている。
(2023年より松山市最大の花火大会「松山港まつり・三津浜花火大会」の事務局も担当。)